別腹ってよく言いますけど…。
2022年11月15日
富山の薬屋、池田屋安兵衛商店です。
甘い物は別腹、デザートは別腹、スイーツは別腹
など、別腹ってよくいいますけど
その別腹の正体とは…?
おいしいご飯をいっぱい食べたのに
食後においしそうなスイーツをみてしまうと
「別腹だから…。」と言いながら
ペロリと食べてしまう。そんな経験はどなたでも
一度はあるとおもいます。
この別腹は食べたいための単なるいい訳なのでしょうか?
それともほんとに別腹の空間があるのでしょうか?
本来なら脳が満腹感を認知するとそれ以上に食べられなくなるのですが
食後のスイーツを目の前にして脳が「食べたい」と感じると
“オレキシン”というホルモンが分泌されます。
“オレキシン”は食欲をコントロールする中枢神経に働きかけ
胃の筋肉を弛緩して内容物を小腸へと送り出して新たに
食べたいものを食べられるだけのスペースを作り出すのです。
胃は柔軟性と伸縮性がある筋肉でできている器官なので
食べ物をある程度詰め込むことができます。
※胃は通常時の約30倍も膨らみます。
食前→容量は50㎖(野球ボールサイズ)
食後→容量は1,500㎖程度(1.5ℓのペットボトル)
これが「別腹」の正体です。
決して初めから別腹が準備されているわけではありません。
とは言え食べ過ぎはやはり健康によくないのは誰の目からみても
あきらかですね。
別腹ってばかり言ってちゃダメですよ!!
こちらもご参考までに