コラムColumn

便秘について

2021年2月2日

富山のくすり屋、池田屋安兵衛商店です。

今回はよくお悩みでご相談の多い便秘についてのお話です。

そもそも

「便秘」とは…?

便秘とは3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態、

また本来体外へ排出すべき便を十分量かつ快適に排出できない状態と定義されています。
しかし、毎日、便通があったとしても、苦痛、残便感があると便秘といえます。

その逆に、毎日、便通がないとしても、苦痛と感じなければ便秘とはいえません。

女性に多く、排便が困難になるほか、腹痛、腹部膨満感、食欲不振などの症状もあらわれます。

肌荒れや肩こりなど、全身に影響が出ることもあるので、やっぱり解消したいですね!

「便秘」の原因は…?

①運動不足

運動不足による腹筋力の低下が原因で大腸の運動機能が低下して腸の中で長い間、便が留まることによって起こります。デスクワークなどでじっとしている時間が長く体を動かす機会を作れない人がなりやすく、主に高齢者や若い女性などに多い原因です。

②ストレス

ストレスによって大腸の働きを調節する自律神経がバランスを崩すことによって起こります。

主に職場や家庭でのストレスが多い人や、リラックスするのが下手で常に緊張が抜けない人がなりやすく、若年者や仕事に追われるサラリーマンに多い原因です。

③生活習慣

生活習慣による便秘は、便が直腸に到達しても便意を催さず、直腸内に留まってしまうために起こる便秘がおおいです。便意を我慢したりすることで排便のリズムが崩れた人などに起こります。高齢者や寝たきりの人の他、痔や便秘を我慢してしまう人、朝食をとらない人、朝の支度に時間が掛かってトイレタイムをきちんとキープできない人などに多くみられます。

「便秘」の改善には…?

まずは、これを試してみてください。

①最適な排便姿勢が大事!

イメージは「考える人姿勢」!!これが一番効果的な排便姿勢です。

前屈したり、蹲踞姿勢に近づいたりすることで直腸と肛門がまっすぐになるので効果があります。

「考える人姿勢」は踵をあげて、前屈する姿勢です。踵をあげるのがつらい場合は、

洋式トイレ用の足台を使用すると楽になります。

こう考えると、和式便所って少なくなりましたが、意外とよかったのかも…。

排便姿勢

②運動はやはり効果があるようです。

よく適度な運動をするといい、といわれますが、適度な運動では便秘の予防や改善は

期待できないようです。

30分の汗をかくくらいの運動、例えばジョギングなどの活発な運動が消化管の活動性を高め

便秘の改善、抑止効果があるようです。

これはご自分の体調を見極めながらおこなってください。

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③ストレスによる自律神経の乱れは、腸の活動におおきく関わりがあります。

昼間活発に活動するための交感神経が優位な時は腸の働きは停滞します。

逆にリラックスするための副交感神経が優位に働くようにすると腸はよく働くようになります。

ご自身のリラックスする時間、場所、方法を見つけることも便秘解消につながります。

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④少量の食物を食べると大腸の収縮が発生することを「胃結腸反射」といいます。

ところがこの「胃結腸反射」は胃に食べ物がはいったことだけでなく、食べたという精神的・

感情的な刺激が一つの大きな要因で、大腸を動かすらしいのです。

例えば、朝、会社や学校に遅刻しそうになって慌ただしく朝食を摂ったり、何かの用事で時間が

気になって急かされながら食べていると「胃結腸反射」が起こりにくく便意を催しにくくなって

しまうようです。

食事時間はゆっくりとって、便意があったときには我慢しないような生活習慣が大切です

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⑤食物繊維が便秘に影響を与えるとよくいわれますが...。

食物繊維には不溶性食物繊維と水溶性食物繊維があり同じ食物繊維でも働きが異なります。

不溶性食物繊維は、水分を吸って膨らみ便のボリュームを増します。

水溶性食物繊維は、便にヌメリケをあたえてゲル状にして便を柔らかくします。

どちらも大事ですが、もともと腸の動きが悪い人にとっては不溶性食物繊維をとりすぎると

便のカサをますことによってかえって腹満でつらくなる可能性もあります。

食物繊維もバランスが大事です

 

どうしてもつらい便秘には、

何をしても改善されず、つらい場合は、便秘薬をつかってみるものいいかと思います。

池田屋安兵衛商店では「いけだや通じ丸」という便秘薬があり大変好評をいただいております。

まずは、ご相談ください。

 

通じ丸

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