反魂丹のご紹介少しずつ2
2020年8月14日
池田屋安兵衛商店の看板商品「越中 反魂丹」に含まれている生薬<センブリ>について少しだけ。
センブリの名前の由来は、千回振り出しても(煎じても)まだ苦味が残っているということからつきました。
また、別名を当薬(とうやく)ともいい、「当(まさ)に薬(くすり)」の意味からきたもので、良く効くことをあらわしています。「日本では主に苦味健胃薬(くみけんい)として消化不良、食欲不振、胃痛、腹痛、下痢などに用います。苦みの成分が、舌の味覚神経を刺激して唾液や胃の分泌をうながし、消化を助けます。
単品での用法としては、乾燥した全草を粉末にして、1日3回0.03~0.15グラム(耳かき一杯ぐらい)を内服します。煎剤として使用する場合は、乾燥したセンブリ1~2本をそのまま折って、茶わんにいれ、熱湯を注ぎ、苦味成分が溶け出してから、冷やして飲みます。2~3回使用できます。
センブリは日本の民間薬の代表ですが、古くはノミやシラミを殺す殺虫剤として使われてもいました。
「良薬は口に苦し」とはセンブリにはぴったりの表現です。
反魂丹!いい薬です。
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