冷えって
富山のくすり屋 池田屋安兵衛商店です。
今回はよくお悩み相談をうける「冷え」について少し考えてみます。
「冷え」は病気…?
「冷え」のお悩みは未病(みびょう)と呼ばれるものにあたります。
未病は、病院にいくほどではないけど、またはつらくて病院に行ったけど特に原因がみあたらない。
でも、なんか生活してて体調がよくない、気になる不快な症状がある!というような病気未満の状態です。
これは、体から出される「このままの状態を放置していたら病気になっちゃいますよ!」というあなたの体からのサインかもしれません。
この未病のサインがでたときは、早めに改善したいですよね!
「冷え」は万病のもと。いろんな病気の種に…。
漢方では「冷え」は「気」「血」「水」のバランスの崩れととらえられます。冷え性には4つのタイプがあります。
「全身冷え」「気逆冷え」「瘀血(おけつ)冷え」「水毒冷え」です。
「全身冷え」
新陳代謝が低下し体が温まりきれない状態です。青白い顔をした人や高齢者に多い冷えです。夏でも冷えを感じます。
「気逆冷え」
ストレスなどにより自律神経のバランスが乱れ、血行が悪くなりおこる冷えで、足は冷えるのに首から上がのぼせるのが特徴です。
「瘀血冷え」
全身をめぐる血(けつ)が停滞した状態で様々な体調不良を引き起こします。ホルモンバランスの乱れが一因とみられており瘀血のある人は下腹部を触ると痛みや抵抗感を感じ、手足が冷えるのが特徴です。
「水毒冷え」
不摂生な食生活により胃腸が疲れてしまい、消化吸収の働きが弱くなるため体に余分な水分が滞ってしまい、その水が冷えを起こすと考えられます。胃内停水(みぞおち辺りを軽くたたくとポチャポチャと音がする状態)がみられます。
冷えの改善は生活の見直しが重要です。
不摂生な食生活をやめましょう。
胃腸を弱らせないことが第一です。不規則な食事時間や暴飲暴食を避け、温かく消化にいいものをよく噛んで食べましょう。
ストレス解消方法を見つけよう。
ストレスは心と体に緊張をもたらし血のめぐりを悪くします。適度な運動で気分転換をし、代謝をあげて血のめぐりをよくしましょう。
たまった冷えを繰り越さない。
それにはやっぱりお風呂!ゆっくりと気分を落ち着け、身体を芯からあたため「冷え」を取り除きましょう。昔からのヨモギや実母散の薬湯などもおすすめです。
食べる食材にも気を使おう。
食材に身体を冷やすものと温めるものがあります。基本的には、季節の旬の食材を取り入れるとよいでしょう。
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